2025.11.10
朝晩に急に寒さが感じられる季節になりました。夏が終わると…
朝晩に急に寒さが感じられる季節になりました。夏が終わると、「なんとなく肩が重い」「首まわりがこわばる」とお話しされる方が増えてきます。実は、秋は肩こりが起こりやすい季節なのです。
理由のひとつは、気温差に体がついていくためです。暑さに慣れていた体が、急に涼しさにふれると、血管がきゅっと縮まり、筋肉に流れる血のめぐりが悪くなります。その結果、首や肩が硬く感じられやすくなります。
もうひとつは、薄着のまま過ごしてしまいやすいことです。日中はまだ温かい日もありますが、朝夕は意外と冷えます。気づかないうちに首や肩が冷え、それが張りや痛みにつながってしまうのです。
とはいえ、特別なことをする必要はありません。
1つ目は「首を冷やさない」こと。
マフラーでなくても、軽いストールやタオルを首にかけるだけで充分です。外出時より、家の中での冷房やすきま風対策のほうが大切なこともあります。
2つ目は「ゆっくり動かす」こと。
肩をぎゅっと揉むよりも、ゆっくり回したり、深呼吸に合わせて肩を上げ下げしたりするほうが、筋肉がほぐれやすいです。無理に力を入れず、気持ち良い範囲でどうぞ。
3つ目は「お風呂にゆっくり入る」こと。
熱すぎるお湯でなく、ぬるめのお湯に肩まで浸かると、こわばりがほどけやすくなります。
もし「痛みが長引く」「頭痛やしびれを伴う」などの場合は、どうぞ遠慮なくご相談ください。
季節の変わり目は体もゆっくり調整中です。一緒に無理なく整えていきましょう。